リアル生活激変につき更新停滞中でござる
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
本エントリは、イベント 『じっくり語り語られてみよう』に参加し,作品について語っています.作品へのネガティブな表記・ネタばれを含む場合がありますが,イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.他の方の語り記事一覧 → 『No.13: ”咎 ~イバラヒメノ ツミ~” PV 【伊織ソロ】
---------------------------------------
題名:【アイドルマスター】 ”咎 ~イバラヒメノ ツミ~” PV 【伊織ソロ】
作者:えびP
特徴:伊織ソロ 闇伊織 樋口レン



 この作品は以前も記事にした事があるのだが、改めて見るにあたって忘れる事にした。
 なのでリンクも張らないでおく。

 ・・・さて。
 この作品を何度も見直している内に、不思議な感覚に囚われてきた。
 この伊織は、本当に狂気に囚われているのだろうか?

 管理人の中では、答えは「否」だ。
 この伊織は、自らの内に広がりつつある狂気に全く動じていない。
 「あなたの心を唇を すべて奪ってしまえるなら 世界の終わりも怖くないのに」と歌っているが、実は初めから世界の終わりを恐れていない・・・というか、世界自体に何の価値も感じていない風に見える。
 と同時に、自らが狂気に満たされる事を望んでいる風にも見える。何故か。

 翻って、伊織のいる世界を見てみる。
 人の気配の無い、闇に沈む廃墟。目をぎらぎらと光らせる、異形のウサギの群れ。それらが象徴するのは、どこにも安らぎがない世界。あらゆる負と虚構が渦巻き、いつどこで誰が牙をむいてくるかも分からぬ、何も信じられない世界。
 ・・・それは、伊織が今まで慣れ親しんできた世界ではなかったか?
 ミラーボールと月との対比は単なる演出ではなく、伊織にとって「今の自分がいる世界」とは、あの廃墟そのものなのではないだろうか?
 そして伊織は、その世界で何を思い、何を望んでいるのか・・・。

月も、ウサギも、伊織の敵・・・?

 その答えは、落ちて砕け散る月が示しているように思える。
 滅亡を告げる光景なのに、どこか明るさを感じるのは、それが「闇に満ちた世界の終わり」であるからだろうか。

 管理人には、この伊織が狂気を拒んでいるようには見えない。
 この欲望は止まらない。そして、止めようとする気配も意志も無い。
 彼女は、世界の終わりも怖くないと言える程の狂気を欲している。
 そして、その狂気を支えてくれる「あなた」を欲している。恐らくは、行動に移すために。

 普通ならば、それを狂気とは呼ばないかも知れない
 でも伊織にとっては、それは狂気に等しいほどに重大で、悲壮な希望なのだろう。
 故に、この作品は伊織でのみ成立する。伊織の背負う運命があってこそ成立しうる。

 ・・・管理人はこういう解釈に辿り着いたが、いかがだろうか。
 闇伊織と言われるこの作品だが、単なる闇で片付けられない何かは確かにあると思う。
この記事へのコメント
僕と握手!
いや、拒否されるかもわからんけどw

22日現在、
一番近い感覚だなと思いました。
ので、URL貼っちゃいますw
2008/10/23(木) 04:22 | URL | cha #AHY.BPxA[ 編集]
 熱い記事ですねー。握手した瞬間に逆関節取って派手に転ばした挙げ句サソリ固めに持って行きたくなるような熱さですねー。
 そりゃ後楽園は後楽園でも後楽園ホールだって? こりゃ失礼っ!

 管理人的にはあの赤文字は「伊織に対する伊織自身からの警告」という位置づけです。
 冷静に考えて、水瀬家という「暗い牢獄」から飛び出す力は、伊織にはまずありません。考えれば考えるほど絶望的な戦い。それを止めようとする「頭のいい、計算高い自分」は、間違いなく彼女の中にいると思うんですよ。
 でも、その論理性を彼女は既に否定し、狂気を受け容れつつある。だから警告もあのザマ。
 勝ち目の無い戦いに挑むための、理性を吹き飛ばす狂気。そして、その狂気を支えると共に、世界が終わった後・・・つまり今持っている何もかもを失った後に、なお彼女に残る、彼女の拠り所たり得る「あなた」。
 あなたに出会ってしまったが為に、届くはずのない夢を追えるかも知れないと思ってしまった。でもそれを後悔してはいない。
 伊織が歌っているのは、そういう物だと思っております。
 だから、この作品の伊織が強いか弱いかというと・・・両方、ですね。

(11/2 こっそり追記)
 あの月が変な揺れ方をするのは、世界を覆う闇(=水瀬家という名の、伊織を閉じこめる存在)は、権力という実態のない物でしかないという虚構の象徴。それが堕ちて弾け飛ぶ事は、終わりの始まり。世界の終焉と引き替えに闇もまた砕け散る。
 伊織にとって、水瀬家から完全に自由な「自分」を手に入れる事は、今持っている全て(=今いる世界)を手放すに等しい行為なので、そういう感じで解釈が繋がっているのでした。
2008/10/23(木) 20:37 | URL | 管理人 #ftr86F3A[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。