リアル生活激変につき更新停滞中でござる
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題名:あいますみにまっど/如月千早『comme des enfants』
作者:鳩P
特徴:千早メイン Coeur De Pirate



 作者コメを読んだだけで、この作品がどれほどの重さを持つか予想が付いた。

 この場合、時の流れは残酷なのだろうか、優しいのだろうか。
 人生山あり谷あり。である以上、生きていれば幸せは訪れる。過去を覆い隠してしまう程の幸せが来る事だってあるだろう。
 しかし、それに身を任せる事は、過去の自分を思い出の彼方に追いやる事でもある。
 その過去にしか存在しない人を、差し置く事でもある。
 それは・・・辛いことだ。その人を大事に思っていればこそ。

私は・・・身勝手ですか?

 そんな歌を歌う千早は、その姿がほとんど見えず、わずかな輪郭が残るのみ。
 要領を得ない姿、消え入りそうな形、それは彼女の魂の投影なのだろうか。
 とにかく白く、とにかく淡いその世界に、語りかけるような歌声は静かに響き、儚い影は舞う。
 カゲロウの羽根のように薄く軽い作品、なのに・・・胸に沈み込む物があまりに重い。
 あの想いは嘘だったのかと。自分はそんなに薄情だったのかと。
 もう存在しない人に向けた、もはや自分の内で回り続けるしかない問いが、幾重にも反響して沈殿していく。その痛みは恐らく、余人には推測は出来ても理解は出来ないだろう。

 多分、いつかは過去を裏切らねばならないと思う。
 都合のいい理由を付けて、自分が幸せになる事を望んでいるに違いないとか言って。
 そうやって、過去の自分を少しずつ切り捨てていく事になるだろうと思う。
 そして管理人は、それが正しいと思う。それがこの世界で生きるという事だと思う。

 どうしても大切な人が過去にいるなら、のたうち回るのもいいだろう。
 でも、いつか。全力で手伝ってあげるから。
 その過去にぺろっと舌を出して謝りながら、こっちを振り向く日が来ますように。
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