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題名:アイドルマスター 「FILL UP THE NIGHT WITH THE MUSIC」 天海春香
作者:カズーP
特徴:春香ソロ iM@S_JazzFes 渡辺貞夫 H.264




 ジャズにド派手なエフェクトはあまり似合わない、ような気がする管理人である。
 と言うのも、基本的に成熟した大人の音楽という認識(むしろ偏見?)があるので、全力で四方八方にスパークしまくるイメージには違和感があるのだった。
 でも、演出無しのステージダンスこそが至上などと言う気は毛頭無くて・・・

夜のとばりの中で

 要は使い方ですわな。
 この作品は、基本はシンプルなダンスシンクロ。春香素材は借り物らしいが、リズムのずれやダンスバリエーションの少なさと言った違和感は無いし、見せ場もきっちり確保してある。
 で、そのダンスの妙もさる事ながら都会の夜を重ねたこの雰囲気が良い
 少し静かな前半で雰囲気を作り、盛り上がる後半で春香を前面に出してくる構成もミソ。

 どうにも言葉で表現しづらいが、とにかくムードのいい作品である。
 これ以上のややこしい話は、多分必要ないだろう。見ていただければ分かると思う。
 あ〜、一人静かにオンザロックでも飲みたくなるなあ。
題名:アイドルマスター 春香×へなちょこ 「恋はキュルキュル」
作者:キュルキュルP(仮名?)
特徴:春香ソロ Hazel Nuts Chocolate H.264 処女作




 Hazel Nuts Chocolateを「へなちょこ」と略すらしい、と気付くまで結構時間がかかった。
 そしてへなちょこm@sterなんてタグがある。機能してるんか・・・と思ったら、作品数はさほど多くないが風邪ひいてばたんきゅーなどを含めて結構な名作揃い
 んで、本作もそれらに負けぬクオリティを発揮している。このP、どうもこれが処女作らしいんだが・・・いい加減、テクニシャンな処女に驚くのも疲れた(笑)。

静止画だけで楽しさが伝わる

 まずこういう画面構成を持ってくる時点で、ポップで明るいイメージが明確に伝わる。
 そして空の上にスクリーンを吊り上げる、という構成が間奏部での予想外の演出に繋がる。正直その発想は無かったわ!
 ダンスシンクロ系ガチ作品ではあるが、服装の選択に加えてそういう部分で肩の力をうまく抜いており、へなちょこっぽいと言うか、微妙にユルい雰囲気がよく出ている。

 まあ結局、最後に辿り着くのは春香可愛いよ春香なんだけどね(笑)。
 格好いいでも美しいでも怖いでも閣下orzでもない。ひたすら全開に可愛い。

 キュルキュル分というのが何なのかは最後まで謎だが、とりあえず春香分の供給力は十分高い動画である。ああ見てるとホッペタが緩むうぅぅ。
題名:アイドルマスター 『Ladybird Girl』 the pillows
作者:ととすP
特徴:春香ソロ H.264




 アナログレコードを見た事の無い世代も増えているんだろうな〜。
 何しろCDが登場したのは1982年、もう四半世紀以上前の話だ。それを境にLPやSPと言ったレコードは一気に衰退しているから、この演出画面を見ても何が何だかよく分からない人も、多分いると思う。
 そう言う意味では微妙におっさんホイホイかも知れないが・・・まあ、分かろうが分かるまいがこの演出には魅せられるであろう

これはいいのワの

 盤面周囲の文字が微妙に切り替わるのがミソで、直球に格好良かったりこのようにネタ化したりして雰囲気作りに一役買っている。時々ちょこまかと出てくるテントウムシもアクセント。
 レコード状に切り抜かれた中に展開する映像はシンプルというか素朴というか、あまり加工が施されていないのだが、次々とレコードが交換されるが如く映像の切り替えが行われるので全く地味に見えない。

 春香らしいカジュアルな楽しさに満ちた作品だ。パンチラの人が作ったとは、にわかに信じがたいかも知れない(笑)。
 けど、このPは上半期20選まとめロストバタフライを送り込んだ作者でもあるんだよね〜・・・何という芸風の広さ。
題名:アイドルマスター 春香 「たんぽぽ食べて」
作者:ろばばばば氏
特徴:春香ソロ 谷山浩子 おっさんホイホイ 闇春香 H.264




 イカレテル奴は大きく3種類に分けられる。
 (1)自分がおかしいと自覚してる奴。(2)他人と違う事は自覚してるが、おかしいのは相手の方だと思ってる奴。そして、(3)何がおかしいか自覚できない奴。
 基本的に、いわゆる閣下とか黒春香と呼ばれている存在は(1)だ。
 だが、この歌は・・・(3)だ。故に、怖い

この表情ですら、恐怖の本質には遠い

 歌の雰囲気というか、リズムやノリはむしろのどかだ。歌詞の意味が理解できない外国人が聞いたら、ほのぼのとした曲に感じるだろう
 そしてその歌詞も、最初の数十秒は「なんかカオスだなw」という程度で済み、暢気な雰囲気を辛うじて維持している。

 ・・・だが、次第に狂気が隠しきれなくなる。
 そこから先は、自分の目と耳で確認して頂きたい。無邪気とも脳天気とも取れる歌い方が結構シャレにならない。狂ってるとは、多分こういう事を言うのだろう。
 作者コメはかなり軽い(笑)が、そのノリで見ると裏切られるかも知れないので御注意。

(8/1追記)


 イントロが欲しい、というコメに答えてイントロ付き版がアップされたよ!
 ・・・どっちにしても怖いんだけどさ・・・。
題名:ALIPROJECT「KING KNIGHT」 アイドルマスター
作者:あかべP
特徴:春香メイン 真 美希 ALI PROJECT




 春香とアリプロって時点でもう作風は決まったようなもんだ(笑)けど、それだけにどうやって構築するかが手腕の見せ所でもある。
 で、この作品だが・・・

加工はしてない、よね・・・?

 目が怖い。色合い調整や解像度などの偶然が重なった結果なんだろうけど、黒ミサチックな前奏に続いてうつろな黒をいきなり見せつけられ、管理人は少々のけぞった。
 作者は高画質のzoome版も上げているが、そっちでもやっぱりうつろだ。ひええええ。

 その後もスモークが爆炎に見える程にどぎつい色合い、残像がぼやけるダンス、火の粉か血しぶきか分からんエフェクト、かと思えば唐突に現れる漆黒の闇など、いかにも混沌という雰囲気でこの作品は突っ走る。
 ・・・が、それだけだったら管理人は、この作品をスルーしたかも知れない。

 この作品の真価は、むしろ静寂のパートにあると思う。要は一通り見終わった後の、ラストのシーンだが。あの画面があの色合い、そしてあの言葉。これは・・・怖い
 そっちから「闇」を持ってくると思っていなかった管理人は見事にやられ、かくしてこうやって紹介する事になった次第。ただアリプロに頼っただけじゃ無いぞ、これ。
題名:アイドルマスター inner universe
作者:りんごP
特徴:春香メイン 攻殻機動隊 それでも千早いじめ




 BB背景の裏技があっても何の役にも立たないな、と思わずにいられなかった。
 その程度で一喜一憂しているようでは話にならない、そんな世界が確かにここにある。

 寡作であるが故に話題に上ることは少ないが、その作品が投下された時には必ず話題に上る(と言うか、話題にせざるを得ない)のがりんごP。
 素材は全て故・Stage6からの借り物、しかもこの動画はH.264では無いという、ぶっちゃけるとここ数ヶ月で楽になった部分の恩恵を全く受けていない状態での制作である。なのに、過剰演出という言葉すら陳腐に感じるほどの超高密度演出。
 管理人の目と脳では、コメント消しても、本気で画面を睨んでも、何が起きてるのか理解する前にシーンが過ぎ去ってしまう。でも一時停止したら、肝心の疾走感が失われて意味がない。

世界が乱舞する

 あああ、思考回路が飽和するううう!!
 詰め込むにも程があるぞー! しかもそれでいて、破綻は全然してないしー!

 シャレにならないのは、りんごP的にはこれでも「淡々とした感じ」らしいって事だ。
 本気で電脳化してるんじゃないのかこの人。頼むから人間を置き去りにしないでくれ(笑)。

 カメラワークとか表情の選択とか緩急の付け方とか、そういう基本的な技を当たり前のように整えた上で、ここまでぶっ飛んだ世界を構築されたら、もう無条件降伏しか出来ない。
 惜しむらくは、あまりに密度が高すぎる故にサムネ画像ではそれが完全に潰れてしまう・・・つまりサムネで損する事か。だから、今回はSSを縮小せずに載せてみた。
題名:アイドルマスター 春香 「恋詠桜」
作者:ゆうゆうP
特徴:春香ソロ 和ふぅ loos H.264




 極まったなあ、というのが第1印象。
 アイマス+和風の作品は、「和ふぅ」タグがある事からも分かる通りそれなりに多い。しかし、どちらかというとコナミ音ゲーから原曲を持ってくる等の小品が多く、いわゆる大作の部類に入る作品はそんなに無かったように思う。

 そこに登場したこの作品は、実は長さ的には特に大規模って訳ではない。
 だが、その演奏時間の中に詰め込まれた演出の密度が尋常じゃない
 しかも、それがいちいち見事な和風。そして、ただ桜や紅葉ををばらまいて寺を背景に出すだけでも和風のイメージを作ることは出来るが、この作品はそれを遥かに超えている。
 例えば冒頭に現れる円形の切り抜きと、それに重なる縦横の線は和風建築をイメージさせ、春香がその窓から小さく見えるのみという演出には茶室的な雰囲気も感じる。
 他にも、作者の「和」に対する理解の深さを感じさせる演出は数多い。

オリエンタルテイスト満載

 ただ演出が濃密なだけではなく、その方向性が定まっている事。更に、その定まった方向に向けた演出のバリエーションが多彩で、しかも色々考えられている事。
 そういう深い作り込みがちょっと見ただけでも感じられるから、この作品はこれだけ評価されたのだろう。

 前作のおかげで変な方向に評価軸が固まりそうだったゆうゆうPだが、ガチも行けるという事を改めて証明して一安心?(笑)